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【おすすめBL】花のみやこで 宝井理人

花のみやこで

花のみやこで (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 133)

 宝井理人先生の『花のみやこで』をご紹介。

 

あらすじ

 辻村医院の次男として生まれた辻村基晴は、幼い頃に出会った友人・蓮見晶にずっと思いを寄せている。

一度告白したものの受け入れられず、距離を置かれてしまう。

それでも晶と同じ大学に進み、同じ研究室に入る。

基晴は葛藤しながらも、すべてを忘れようと芸妓遊びの日々を送っていた。

そんなある日、晶に一緒に帰らないかと誘われ、昔に戻ったような感覚になる。

友人としてでも隣にいられるのならー

そう思っていた基晴だったが…。 

感想

『花のみぞ知る』のスピンオフと番外編になります。

基晴…。教授じゃないですか…!!!

 

御崎のおじい様と辻村教授にそんなつながりがあったなんて、衝撃的ですね。

切ない恋ですね。

どちらも想い合っているけれど、許嫁と結婚する運命が待っている晶とそんな晶を引き止めることができず、運命を受け入れることしかできない基晴。

 

もし、基晴が晶を連れ去っていたら、御崎はこの世にいないわけで、そう思うと運命ってすごいなと思ってしまいましたよ。

御崎のおじい様は結構訛りがあるのかなと思っていたので、こんな美青年だったとは…!

そして、お葬式に基晴行っていたのね。

愛した人に先立たれるってどんな気持ちなのかな…。

 

基晴と晶の恋はほんと儚い恋という感じなのですが、後半の御崎と有川のターンの威力はすさまじかったです。

有川のお姉さんのキャラが濃い!

てっきり、有川と好きな子のタイプが同じかと思っていたのにスタイリストさんでした。

御崎の女装可愛かったなぁ。

 

そう!御崎が有川の家族と会っているのです。

帰るときの有川のお母さんが『洋一とこれからも仲良くしてくださいね』というのだけど、なんでこんなにていねいに描かれているんだろうと気にはなっていました。

そんな大事なシーンか?と。

 

ラストで有川が御崎に対して『俺と家族になってくれませんか?』というシーンで気づきました。

『母さんに話しちゃった』って…。

お母さんは友だちとして仲良くしてくださいねって言ったわけではなかったのか。

養子縁組の書類と一緒に指輪が入ってるなんて有川が男前すぎて惚れそうでした。

 

本編の『花のみぞ知る』自体、淡々と話が進んでいるのですが、この淡々とした感じがたまりません。

エロに走る話も好きだけど、こういう身近にある幸せを大事にする話は読み終わった後に心が満たされます。

花のみやこで (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 133)

花のみやこで (H&C Comics ihr HertZシリーズ 133)