【おすすめBL】なみだ枯れるな 安堂ろめだ

なみだ枯れるな

なみだ枯れるな

なみだ枯れるな

 

安堂ろめだ先生の『なみだ枯れるな』をご紹介。

※ネタバレを含むのでご注意ください。

※内容が気になる方は『Renta!』でサンプルが無料で読めるのでおすすめです。

 

あらすじ

明治時代のオメガバース。無情な時代で、過酷な運命に抗う身分差恋愛。――時は明治16年。人々は発情期のΩを“サカリ”と呼び忌み嫌っていた。 身寄りのないマヤは見世物小屋で奴隷同然の暮らしをしていた。理不尽な暴力、強要される性的奉仕。そんなマヤはある日、財閥の御曹司・渚 征爾(α)と運命的な出会いを果たす。真っ直ぐで温かい征爾にどんどん惹かれていくマヤ。不条理な世界で巻き起こるドラマティックな恋物語。

引用:Renta! - なみだ枯れるな

 

感想

オメガバース・プロジェクトのアンソロジーとコミックで内容が違っています。

ほんと後半の話が全然違っています。

 

アンソロジーでは征爾がマヤに惹かれたきっかけのひとつにオメガの妹がいたことが描かれているのですが、コミックではまったく出てきません。

というか、存在すらありません。

最後の方に家族写真が出てくるのですが、父、母、征爾の3人だけでした。

 

見世物小屋からマヤを連れ出すところまでは一緒ですが、連れ出し方から話が変わってきます。

アンソロジーでは、征爾がとにかくマヤを守りたい一心で平田にマヤを連れて行くならお金を置いて行けと言われた時に、マヤを買うためのお金ではなく下劣な品性あなたへの施しだと投げつけ、気が荒い印象があります。

しかし、コミックではマヤを病院に連れて行くためにとりあえずお金を渡しておとなしくなるのであればと平田と口論することもなく、マヤを連れ出します。

 

そして、ここからアンソロジーでは征爾の父親にオメガであるマヤとの関係を切るように言われます。

オメガで体の弱かった妹のことは大切にしていたのにどうしてマヤのことは大切にできなんだと聞くと、征爾が外国から取り寄せていた薬だと思っていたものは実は毒であったことが判明します。最初からオメガを大事にはしていなかったと。

征爾はずっと妹の看病をしていたと思ってたのが、実は毒を飲ませることに加担してたのだと知ることになります。

その後、名家と呼ばれる家の中で何が起こっていたのか新聞社にリークして逃げるようにマヤと一緒になります。

 

一応、マヤと一緒になれたのでハッピーエンドなのでしょうが、オメガへの差別と妹に毒を与えていたというのが後味が悪いというかテーマとしては結構重くスッキリしない内容になっていました。

 

コミックでは、平田のところから連れ出した後、見世物小屋を買い上げ、父親にマヤのことを紹介するとマヤのことを快く迎えてくれます。

見世物小屋を買い上げたことで、そこで働いていた人たちの環境も良くなりみんながハッピーになる、ハッピーエンドになっていました。

 

立ち回りが大きく変わったのは征爾の父親でしょうね。

わたしはコミックの方が好きです。

が、アンソロジーでバッドエンドに近い話を読んでいるからこそ、よりコミックのハッピーエンドが幸せになってよかったと思えます。

コミックだけだと後半が綺麗すぎるお話でシンデレラみたいな話ですよね。

こき使われてたけど、王子さまに見初められて幸せになりましたって感じで。

 

ぜひ、アンソロジーとコミック両方で読んでほしい内容です。

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